仏説阿弥陀経は、お釈迦様が晩年に解かれたものです、そして唯一弟子の質問がなく、自らご自分の意志でお話が始まります。
「もう自分の命は短い、最後にこれだけは言っておく、大事な事だからよく聴けよ」というお気持であったのでしょう。『阿弥陀経』が「出世本懐の経」と言われる所以です。
それでは、最後にこれだけは言っておきたかった事とは何か?それは、他力念仏の教えでした。これに応えて聴き手代表である舎利弗は、お釈迦様がお話しされる間、36回名を呼ばれても、さらに4回も質問されても、仰せのとおりでございますと、ただ黙って聴いておられます。つまり、一切はからわずに聞く=「他力の信心の姿」を顕わされます。
仏説阿弥陀経は短く親しみやすく、宗派を超えて多くの方々に読経されているお経ですが、とても大事な事を伝えておられるお経です。是非、ご参加されてお釈迦様のお心にふれてみませんか?きっと人生の見え方が変って参ります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。